1.製作手順
1)構成咬合のバイトを確認。極端な咬合位で作成された装置では患者の協力が得られにくいため無理なく適正に採得されているか純分な上下模型のクリアランスはあるかなど気をつける。
2)唇側線、舌側線、コフィンワイヤーを屈曲する。唇側線はきれいなアーチで屈曲し、舌側線は上顎前歯基底結節に当てる。また、コフィンワイヤーは口蓋より1.5mm程離す。
3)下顎模型の前歯部舌側正中部に舌面に沿って適合するように拡大スクリューを付ける。
4)レジン築盛時に不要部分の流出を防止するためワックスやシリコン印象材を用いてリリーフする。
5)模型にしっかり分離材を塗布し乾燥後、レジン築盛、重合する。レジン築盛は、まず、最初に咬合面へのレジン築盛を上下歯列に別々に行い硬化前に咬合器の上弓と下弓を結合して下側部分の築盛を行う。
6)加圧重合を行いその後形態修正。拡大スクリューが作用出来るよう、糸ノコで床を左右に分割する。
7)通法に従い研磨を行い完成。
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